妊娠中のNST
NSTは、ノンストレステストの略で、子宮収縮ががないとき(おなかの張りがないとき)の胎児の心拍を調べる検査です。妊娠8ヶ月から10ヶ月までの後期の妊婦健診で1度は行われます。この検査では、胎動があるときとないときとの胎児の心拍数を比較して、胎児が元気かどうか判断ができます。
もし、胎児の心拍数が落ちているようなら、出産予定日まで待たずに出産させることもあるそうです。NSTの検査をすることで、胎児が母体の中で出産予定日まで元気に過ごすことができるのかが分かるのです。
私が妊婦のときには、このNSTは陣痛が起こってから経験しました。分娩監視装置という医療器具に繋がっているセンサーをおなかに付けることで、胎児の心拍数と子宮収縮(陣痛)の両方の様子が分かります。分娩監視装置から出力される、折れ線グラフのようなものが書かれている記録紙により、陣痛の強さや、陣痛が一度治まってからまた陣痛が始まるまでの時間の間隔が分かるのです。
私の場合、陣痛の間隔がすでに5~6分ぐらいということが分かり、その日の晩から入院と決定されました。初産だったのでなかなか生まれないことを先生は承知していたのか、直ちに入院ということにはなりませんでした。
陣痛が起こっても、すぐに入院してしまうと、母体が安静にして動かないために陣痛が治まってしまうケースが多いようです。少し歩いたりして陣痛を促進させると、陣痛の間隔が2分、1分、30秒となり、赤ちゃんが生まれてきてくれるのです。
カテゴリー:妊婦健診
妊娠の超音波検査
妊娠しておなかに赤ちゃんができた場合、超音波検査を妊娠初期に1回、中期に1回、後期に1回は最低行われます。超音波検査はエコーとも呼ばれており、プローブという超音波発信器をおなかに当てて、子宮や卵巣の中の様子をモニターに映し出すことができるのです。
妊娠初期には、経膣超音波検査という検査をします。この検査は、膣内に細いプローブが挿入され、子宮内の様子がモニターに映し出されます。カメラのシャッターが押されるような、カシャッという音がしたのを覚えています。胎児や胎児が入っている袋である胎嚢が鮮明に映し出されるのでとても感動してしまいました。私の場合は、初めて産婦人科へ行ったとき胎嚢しか分からなかったのでその1週間後に産婦人科へ行ったときも経膣超音波検査をしてもらいました。胎嚢が大きくなり、中に小さな胎児が見えたの一安心しました。この段階で、子宮筋腫などがないかどうか診てもらいます。
妊娠4ヶ月頃から、おなかの表面に直接プローブを当てる経腹超音波検査が行われます。毎月の妊婦健診でこの経腹超音波検査をしてもらえる病院もありますが、私が通っていた助産院では、この検査の代わりに、超音波ドップラー聴診器で胎児心音を毎回確認していました。
当時は、おなかの赤ちゃんの様子を毎月モニター上で見たかったので、胎児心音だけしか聞けず残念な思いでした。今となって考えると、おなかの赤ちゃんが順調そのものだったから、先生は胎児心音の確認だけしかしなかったのかな、と感じています。
カテゴリー:妊婦健診
妊娠中の内診の不安
妊娠している可能性があるときには、産婦人科を受診します。その際に尿検査・血圧測定などと併せて、内診が行われます。私が初めて産婦人科を訪れた際にも内診を受けましたが、かなり緊張して足が震えてしまいました。下着を脱いで、椅子タイプの内診台に座ると座った姿勢のまま椅子の角度が代わり、開脚姿勢になります。産婦人科医が、使い捨ての手袋をはめた手の指を膣口に挿入して、子宮を下から支えるように持ち上げ、もう一方の手でお腹を触るのが内診です。内診で、子宮頸部(膣に続く子宮の下部)や子宮口、膣の様子を直接診てもらうことができるのです。初期の妊婦健診で、子宮頸がんの疑いがないかどうかも内診で検査されます。
私が初めて産婦人科へ行く前に、友人からアドバイスされたことは、自分で妊娠検査薬を使ってみて陽性反応が確認できてから、産婦人科へ行くようにということでした。ただ月経が遅れているだけで、産婦人科を受診し、初めての内診台に座り、診てもらって妊娠していなかったら、とてもショックだからです。妊娠していないなら内診台に座るんじゃなかった・・・と思うはずです。
内診は、人にもよりますが、初診時、妊娠5ヶ月~7ヶ月の間に1回、臨月に入ると定期健診で毎回行われます。臨月に入ると、特に、子宮口の開き具合や固さを診てもらいます。子宮口が10センチ開くと赤ちゃんがいつでも出てきて良い大きさです。臨月には、「子宮口が2センチ開いてきたから、もう数日でお産の兆候が表れるね。」といった具合に、内診によっておおよそのお産の始まる日が予測できるのです。
カテゴリー:妊婦健診
妊娠中の子宮底長と腹囲
妊娠5ヶ月頃から子宮が恥骨の上に出てくるので、妊婦健診では「子宮底長」を測定します。子宮底長は、恥骨から子宮のてっぺん(子宮底)までの長さです。子宮底長の長さが、赤ちゃんの大きさや羊水の量を判断する目安となるのだそうです。
子宮底長が極端に大きい場合は、子宮筋腫(もともとあると診断されている場合)が大きくなっていたり、胎児が大きすぎたり、羊水が多かったりといった問題点があがってきます。
また、子宮底長が極端に小さい場合は、胎児の発育が悪かったり、羊水が少なかったり、胎盤の働きが低下していたり、という心配があります。いずれにせよ、超音波検査で詳しく調べられます。
私が妊婦のとき通っていた助産院では、子宮底長と併せて、腹囲も測定しました。腹囲は、お腹の脂肪の付き方で大きさが変わってしまうので、腹囲だけでは胎児の大きさや子宮の大きさを知ることはできません。その為、腹囲は測定しない病院もあるそうです。しかし、太りすぎを予防する為に、毎月の妊婦健診で測定することは良いことだと思います。毎月の子宮底長の増加と腹囲の増加の仕方が同じ傾向なら安心ですね。
カテゴリー:妊婦健診
妊娠中の血圧測定
妊婦健診で必ず行われるのが血圧測定です。血圧とは、心臓から血液が全身に送り出されるとき、血管に与える圧力のことです。
そして、最高血圧は、心臓が収縮して血液を送り出すときの血圧、最低血圧は、心臓が広がって血液をためているときの血圧です。血圧140 90(最高血圧が140最低血圧が90)以上なら高血圧と判断されます。
高血圧は、妊娠中毒症の症状で、母体の血管・腎臓・心臓などへの負担が大きくなりますし、胎盤に届く血液量が少なくなり、赤ちゃんにも影響すると言われています。その為、妊婦健診での血圧測定は欠かせないのです。
妊娠中は、血液循環量が増えるのですが、血管の抵抗が下がるので血圧は普段より低めになるのだそうです。そのような状態で血圧が高いようなら、より注意が必要です。
血圧測定で、1度や2度血圧が高かったとしても心配はいりません。血圧は測定する時間帯や精神的ストレスなどで変動するからです。ただし、高血圧の状態が続いたり、家系が高血圧であったりするなら、睡眠を十分にとるなど安静にすることが大切ですし、塩分を摂り過ぎないように注意しましょう。また、たばこやアルコール、塩分の摂りすぎは高血圧の原因となりますので控えることが必要です。
カテゴリー:妊婦健診
妊娠中の浮腫(むくみ)
4週間に1度の妊婦健診(妊娠7~9ヶ月になると2週間に1回、臨月になると1週間に1回)で、必ず行われるのが浮腫検査です。浮腫は「むくみ」のことで、余分な水分が体にたまってしまっている状態なのです。
妊婦健診では、足のすねを指で押さえられるだけなので、今となっては、こんな検査したかなといった感じです。指で押したところに浅くしか入らず、すぐに戻れば浮腫の心配はありません。へこんだまま元に戻らなければ、浮腫の疑いがあります。浮腫があれば、母子手帳に+や++といった記録がされます。
浮腫があれば、妊娠中毒症であるとはすぐには診断されません。確かに、妊娠中毒症のときはむくみが出るそうですが、高血圧や尿タンパクの症状が出ていたり、1週間で500グラム以上体重が増加していたりする場合に、妊娠中毒症かどうか判断されるのです。
夕方になると足がむくむといった症状なら心配はいらないそうです。妊娠中は、ただでさえ血液中の水分量が増えて、腎臓への負担が大きくなり、むくみやすくなるので、多少のむくみは問題にならないので大丈夫です。水分や塩分を大量にとったりすると、浮腫の症状が出て、+、++などと記録されてしまいますので、注意すると良いでしょう。
カテゴリー:妊婦健診
